経済成長と共に南米での社会的地位を高めたいペルー政府は、ペルー社会が内包する社会問題の解決に積極的な政策を取ろうとしています。
その中でペルー文化省は、人種差別がペルーが抱える問題の中で一番大きな問題だといいます。文化省のホームページで、人種差別の情報を一般市民に呼びかけています。
写真の学校は、ペルーリマ市内にある日本人の寄付で建設された貧困層の学校の生徒たちです。
白人系の生徒は一人もいません。この学校だけが例外ではありません。
訪れた貧しい地域の学校は、先住民系の生徒たちばかりでした。
文化省が、就職や日常生活での差別をどんなに禁止しても、彼らの生活は目に見えない
差別の障壁で囲まれています。この障壁を取り除くために、今、クマモト保育園で取り組んでいることが、その第一歩になればと思います。