日本には国が定めている沢山の機関によって子供たちが守られています。
しかしペルーには、まだまだたくさんの「貧困」=「栄養不良」の子供たちが保育園、小学校と学んでいます。
そんな子供たちにもっと「食」によって意欲を与えてることはできないか。
せっかくペルーに「熊本」という名の学校があるのだから支えることができないだろうか、という気持ちで寄付を募り、無事にペルーの熊本保育園?に給食施設が完成しました。
日本の豊かな給食事情をそのまま同じようにとはいきませんが、ペルーに行く前に日本の学校や保育園を参考にしようと撮影に行って参りました。
そして今回、熊本県南部に位置する葦北郡芦北町の「淳光育児園」と南米ペルー移民資料等が展示してある熊本県天草市のサンタマリア館というの隣にあります、「天草私立大楠小学校」に撮影にご協力いただきました。
保育園の渋谷校長先生、大楠小学校の磯部校長先生は大変穏やかな先生方で、子供たちがとっても大好きで、私の質問に沢山ご協力くださいました。
「食」といえば、2005年の食育基本法(様々な経験を通じて「食」に関する知識と「食」を選択する力を習得し、健全な食生活を実践することができる人間を育てること)の成立により、教育機関での「食育」の推進活動が活発になってきているとのことで、子供たちに楽しく理解してもらう為に絵本の読み聞かせや、紙芝居、劇などといった方法で衛生面、栄養面について熱心に教えているということでした。
衛生面・栄養面を給食担当の先生方がいろいろと教えていただきましたが、どんなことに関しても、まず子供たちに「楽しく学んでもらう」というテーマは欠かせないようでした。
また、田畑に囲まれたところなので、保育園も小学校も、芋など栽培を子供たちの行事として行っていて、
この活動を通して「食」に対する興味や感謝の気持ちを持てるように心を養うようにと務めておられました。
今回芦北淳光育児園と天草大楠小学校に撮影のご協力を頂いたことで、ペルーの子供たちに
伝えたいことが少しずつ明確にできたように思います。
本当にご協力感謝します。
栄養失調の子供は突然食べてももう食事すら受け付けない子供もいます。
それが現状のペルーの貧困地域がまだまだあります。
NPOアミスタでは貧困の脱却を目指し、協力してくれる方々の力を一つにし、
教育・食育・就業環境が整う日がくるまで、私たちは「与える」のではなく「伝える」ということを
継続していきます。
1枚目;小学校
2枚目:保育園
3枚目:今日の食材
4枚目:?給食室に沢山の食についてのマナーが書いてありました
5枚目:調理中はマスクと手袋を必ずしています。
6枚目:保育園 子供たちが汁物をついでいます。きちんと並んで順番を待っています。