NPOアミスタの正式名称は、特定非営利活動法人Amistad・Peru ・Nippon (NPO アミスタ・ペルー・ニッポン)です。
アミスタの活動の目的は大きく三つあります。
一つ目は、ペルーの貧困層の子どもたちの食の環境を 改善していくこと。
二つ目は、日本人が昔から学んできた道徳文化を伝えたい。
三つ目は、この二つ について、ペルーの日系人の人たちと力を合わせながら、活動していくことです。
ペルーの日系人の人たちは、日本人の血が自分たちに流れていることを大変誇りに思っています。
2011年7月、私の意見に賛同して、ペルーの日系人の人たちを中心にNGO PERU AMISTAD Y JAPON(NGOアミスタ・ペルー・ イ・ハポン)がペルーにて設立されました。
1990年代、ペルーの貧困地区に日本の人たちの寄付金で建設された保育園に、 2011年4月再び日本の人たちの寄付で給食設備ができあがりました。
この保育園では、日本に近い形式で園児たちに給食を提供しています。
健康、衛生、勉強に大変素晴らしい効果を発輝しています。
これまで一日に一回ごはんを食べられるかどうかだった園児たちは、毎日必ずごはんが食べられるということで、誰一人休まず通園するようになりました。
ペルーには、悲しいことですが、厳然とした人種的な差別と身分的な差別が、まだ残っています。
ペルーでは、次のようなことわざが残っています。
「屋根のない家で生まれた子どもは、屋根のない家で 子を産み、育てていく」
私たちはまず、日本人の寄付で建設された学校から、日本人の道徳的な文化でこの貧困の連鎖を断ち切りたいと考えています。
子どもたちは、小さく、弱く自分一人の力で生きることができません。
子どもたちが自分の未来を 夢見たときに、力強く顔を上げ、希望を持って輝く瞳で目的に向かって進める環境を作ってあげたいというのが 私たちの想いです。
理事長 松本弘二郎